ジャケット


ホアン無伴奏



品番:A.FSLN-5
価格:2,500円
歌詞・対訳付き(堀越千秋)
2007年11月リリース



アグヘタ一族長男ホアンによるカンテ・ヒターノ
(ジプシーの純粋な唄)。
ギター無し、手拍子のみの無伴奏カンテ。


1 Siguiriya(シギリージャ) [1:27]
2 Soleares(ソレア) [2:56]
3 Siguiriyas(シギリージャ)[3:04]
4 Soleares(ソレア) [1:51]
5 Fandango(ファンダンゴ) [1:29]
6 Soleares(ソレア)[1:44]
7 Siguiriyas(シギリージャ)[3:13]]
8 Siguiriyas(シギリージャ)[2:20]
9 Tiento y Tangos (ティエント・イ・タンゴ)[2:20]
10 Tangos(タンゴ)[2:09]
11 Bulerias (ブレリア)[1:31]
12 Taranto (タラント)[0:58]
13 Malaguena y Jabera (マラゲーニャとハベーラ)[2:44]
14 Siguiriya(シギリージャ)[1:01]
15 Soleares(ソレア)[1:15]
16 Fandango de Rafael Farina
(ラファエル・ファリーナのファンダンゴ)[0:50]
17 Fandangos de Manolo Caracol
(マノロ・カラコルのファンダンゴ)[2:05]

下線のある曲をクリックすると試聴ができます。
(16kbps mp3方式)


カンテ

ホアン“ゴルド・アグヘタ”

この録音は、全くの私的なものである。1981年8月5日に、サンルーカル・デ・バラメダで催されたカンテ・フェスティバルに、ホアン(デ・ロス・サントス=ゴルド・アグヘタ アグヘタ一族の長男)が出演した。その後、深夜ロタまで車で帰る途中、あるベンタ(街道のバル)にビールを飲むべく入った。何かと制限のあるフェスティバルでの演唱の後で、ホアンの心中に何物かが沸騰していたらしく、ホアンはビールを飲んで突然唄い出した。軽い唄ではない。何らかの鬱憤が唄声と共に吐露されていくのが、よく判る。次第に胸中のものは昇華されて、最後は、戯れにファリーナやカラコルのファンダンゴの物真似のようにして、笑いで終わる。もとよりギターはない。手拍子が調子をとるだけである。最も始源的で本質的な、カンテ・ヒターノ(ヒターノの純粋な唄)の伝統的な姿である。