ロス・アグへタス
in FujiRock

この夏のフジロックフェスティバルにロス・アグへタスが登場する。
何故か?と問われれば、深い理由はなく、
俺のヒーローがジョー・ストラマーであることが全てだ。
ジョーの好きだったフジロックに出たい、ただそれだけだ。
俺はミーハーである。そしてアホだろう。
世界中のレベルミュージックへのリスぺクトを形にしたのが、クラッシュであり、ジョー・ストラマーとするなら、カンテフラメンコをロックフェスに出すことで、多少なりともその精神を継承できたらと思う。
ともあれどうなるかは当日になるまで分からない。

今年のフジの目玉の一つはルースターズの一日だけの再結成である。
個人的に面白いと思っているのは、ロス・アグへタスと同じ日、同じオレンジコートにバスクのレベルミュージックの代表 FERMIN MUGURUZA も登場することだ。
アンダルシアのレベルミュージックとバスクのレベルミュージックが一同に会する。
アナーキー・イン・ザ・スペインの感もあるこの組み合わせはクールだ。

グアダルキビール川はアンダルシアを流れる大河。
かって、この河口からコロンブスが船を出し、それがどのような結果となったかは言うまでもないだろう。
そのツケを未だに払わせ続けられている、たくさんの人々がいる。
カンテフラメンコも同じく、グアダルキビール川の河口より世界へ向けて流れる。
だが、カンテフラメンコはコロンブスとは違い、誰からも歓迎されるであろう。
グアダルキビール川から生まれた音楽が世界中に伝わることを夢想する。
力を与えるものとして。
フジロックに出演することが、
そのきっかけの一歩になってくれたらと思う。
それも理由の一つかもしれない。

2004 7月10日更新
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