ミゲルの料理教室(3)
ガスパチョの作り方
ページ末にイラスト版レシピへのリンクがあります。
ご参照ください。

ハテネ、ボウイ!
ミゲル様の料理教室、三回目だ。ひとまず来日前はこれでおしまいだ。会場であった時、「おいしかったです。」の声、聞くのを楽しみにしてるぜ。また質問かなんかあったら聞いてくれ。もっとも俺様は日本語分かんねーから、シャキーに通訳してもらわなくちゃならない。今年の春、アグヘタファミリーの紅一点、ドロレスが来日ツアーをしたんだが、そん時、ダンナのペドロもついて来て、コンピューター技師のおっさんが来て、どーするんだいって気もしないではねーが、このペドロの奴がやたらと自慢するわけよ。奴さん相ー当ーいい思いしたらしいな。そのドロレスを三重で引き受けてくれた三重フラメンコ協会の皆様が、今回も引き続き俺様とディエゴの面倒をみてくれるらしい。三重フラメンコ協会の皆様、お初にお目にかかるが、よろしく頼むぜ。というわけで、第三回目はスペイン夏の定番「ガスパチョ」の作り方を紹介することにする。今回は前置きが短いな。ねた切れってわけだ。だらだらしねーでテンポよく行くぜ!

まず、トマト、なるべく赤い奴がいい。そのトマトの野郎4個に熱湯をぶっかけろ!奴さん達の薄い皮が面白れーよーにむけちまう。次ぎはキュウリ1本。野郎の緑色の皮膚をむく。そーすっとシャキーのグリーンがあらわれるって寸法だ。そしてパプリカ、こいつはそのままでいい。奴さん達を細かく切って大きなボウルにいれる。続いてフランスパン1/3くらいを、白い部分を引き千切っては同じくボウルに入れる。面倒だったら食パン2枚でもいいぜ。耳は入れるんじゃねーぞ。で、こいつらをポテトマッシャーか何かで潰すわけだ。言ったところで、トマトとパンがぐじゃぐじゃに混ざるだけだけどな。これをAとする。
続いてニンニク2、3かけ、赤唐辛子3、4本をみじん切りだ。これにクミンを少々ふりかける。パッパッというところだ。続いて白コショウ、こいつもパッパッとふりかける。次に塩。塩は大さじ1/2か2/3、こいつはトマトやキュウリの大きさに左右されるんだが、最低半分と思ってくれ。で、これに白ワインビネガー大さじ一杯を加える。続いてレモンの野郎1/3くらいを絞り込むわけだ。全部をよくかき混ぜBの完成。で、さっきのAにBを混ぜ、よくかきまぜ、冷蔵庫で寝かせる。最低二時間は寝かせてくれ。
さあ、二時間が過ぎたぜ。最後の仕上げだ。水1カップにマヨネーズ大さじ一杯を溶かし、そいつにオリーブオイル100CCを加えよくかき混ぜる。こいつがCだ。Cを二時間寝かせたA+Bに加え、よく混ぜる。さっきから加えて混ぜてばかりだな。
で、こいつをミキサーにかけたらガスパチョの完成だ。こいつは朝飯用のもんだが、俺様のはニンニクを入れ過ぎているから、朝から食う時は注意が必要だ。
何か今日は説明ばかりでつまんなかったな。まあ、これで来日記念、ミゲル様の料理教室は終わりだ。みんな、日本で会うの楽しみにしてるぜ!アディオス!

この文はミゲルヒターノデブロンセの
イメージをもとに書かれたものでフィクションです。
2004 7月20日更新
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