明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します…
という言葉を書くのも、相当に抵抗のある程、２００６年も過ぎましたが、
みなさん、いかがお過ごしでしょうか？
雑兵、新年第１回目の更新です。

口の天井にこびりついた恵方巻きの海苔のような違和感を感じることとは思いますが、
話は正月ネタでございます。
というのも今年の干支が犬であることをすっかり忘れていたからである。

犬年。自分は勿論、私の飲み仲間や、雑兵に目を通す人は、きっと自らも年賀状を全然書かないし、もらう年賀状の平均枚数も、小学生の甥っ子や姪っ子よりも少ないことと思いますが、その幾枚かの中には、きっとデジカメで撮影された犬が写っていたことでしょう。

そう、犬年こそ全国に数多いる愛犬家が公然と、自らの犬バカぶりを主張しても咎められることのない年なのである。ドン！（演台を叩く音）

そして犬年は１２年に一回。犬の平均寿命を考えると、犬年に生まれた犬でない限りはその晴れ舞台は一生に一度しかないのである。ドン！（再び演台を叩く音）

愛犬家がこれを利用しないでおくわけにいられようか。
ご多分にもれず、私も愛犬家である。
不覚にも、その特権を行使することを忘れていた。
というより、年賀状を書かないので行使のしようがない。
それではいけない。
というのが今回の雑兵の執筆理由となり、いつもと違う画面へと至る。
これを公私混同という。
「カワイイからヨカ。」という言葉で私はそれを押しきる所存だ。
思うに、年賀状で生まれたばかりのガキの写真なんぞを見せ付けられるより犬の写真の方が、余程ユニバーサルだ。
生まれたばかりの人間のガキなんて、YAWARAさんの子であろうが、秋篠宮様の子だろうが、可愛くはない。
人間の先祖が猿であることを再認識する類のもので、可愛く思うのは親と身内だけの話でそれ自体は何ら否定することでは勿論ないが、それはウニベルサルではない。
それよりは誰もが「可愛い。」と思える子犬の方が罪がなく、普遍的なのではないか。
ここで言っているのは美意識の観点からのことだ。それ以上立ち入る話ではない。

話を変える。
表題につけた、干支にちなんだ話を昔話で見たことがある。
ある日、神様が動物達を神殿に集め、こう言った。
「こん中から１２匹選んで、干支にするけん、明後日、開門時にここに来てつかえ。先着１２名じゃけえ。のう。」
動物達は退散した。
翌日猫がネズミを訪ねて言った。
「ネズミちゃんさー、神様が言ってたのいつだっけ？俺、すっかり抜けちゃってんだよねー」
「明日の正午っすよ。」
ネズミは嘘を教え、猫は騙されたことも知らずに去って行く。
その日の夕方。牛は早々出発した。ネズミは牛に尋ねた。
「牛さん、随分と早い出発ですね。」
「わしは足が遅いけん、今から出な、間に合わんのじゃ。」
「それはそれは。」
言いつつ、ネズミは牛のしっぽにしがみついた。
その後、どんな展開になったかはっきりしないのだが、道中、犬と猿は喧嘩をし続け、それが「犬猿の仲」の由来だというエピソードがはさまり、最後、一番乗りしそうだった牛をしっぽにぶら下がっていたネズミが抜け駆けして逆に一番になり、皆で酒盛りしていたところに猫がやってくる。
猫はそこで騙されたことに気付き、ネズミを追いまわす。
「それからというもの猫はネズミを追いかけるようになりましたとさ。」
と家政婦が話を締めくくって終わったことと思う。

干支について考えていた時、ふと干支をチーム名にしているプロ野球のチームはいくつあるか？に思考が飛んだ。そして発想をふくらませ、この際、チーム名は全部干支にあやかってしまえばいいのにと思うに至った。
理由は二つある。一つは１２年に一度しかこない干支にあやかることで、１２球団の戦力の均一という長年達成されてない目標を、象徴として具現化する。もう一つは１２そろって１つである干支の力で１リーグ構想などというナベツネの野望を抑止する。どうであろう。きっと中日と阪神球団は反対しないと思う。
最後に勝手にチーム名を割り振って今回は終了。雑兵は今年も逸脱し続けるぞ。


パシフィックリーグ

千葉ロッテ　　　　マイス　（すばしっこい感じがしませんか？）
福岡ソフトバンク　ワイルドボアーズ（九州といえば豚骨に豚足、故に豚の親戚の猪がふさわしい）　
西武　　　　　　　スネイクス　（親会社のイメージ）
北海道日本ハム　　マトンズ　（北海道といえばジンギスカン！）
オリックス　　　　バッファローズ
楽天　　　　　　　チキンズ　（鳥名球団数あれど、鶏にふさわしいのはここしかないでしょう。）

セントラルリーグ

阪神　　　タイガース
中日　　　ドラゴンズ
ヤクルト　モンキーズ　（最後、余った）
横浜　　　ホースズ　（常にダークホースたれ）
読売　　　ラビッツ　（ジャビット君がそのまま使える）
広島　　　ドックス　（呉に造船所もあることだし。違うか？）