フラメンコの仙人たち
収録レポート
前哨戦その2
飛行機

海外旅行であるから当然飛行機に乗るわけである。最近は男女雇用機会均等か何か知らないが客室乗務員に男が目立つ。
別にそれ自体どうでもいいのであるが、ただでさえ狭い通路をバカでかい男に給仕させるのはどうしたものだろう。
狭苦しさが倍増してならない。
お前は重いスーツケースをコンベアに載せる役の方が似合ってるよというような大男に
結局は女子供でも押せれる機内食の手押し車を押させるのは非効率的なのではないか?
何でもかんでも同じにすることがそんなに必要なのか?
お茶汲みに文句をたれる女もいるが、こういう女に限って私に(私の身長は180センチ)高いところにある物をとらせたり、固く開かなくなったジャムのフタを開けさせたりするのである。
こういうバカな杓子定規はアメリカの航空会社で顕著である。
さすが融通の効かないアメリカ人である。
私は個人的に反米であるので、随所その傾向が伺える表現が見うけられるかもしれないがそこは大目に見ていただきたい。
アメリカと言えばいつも気になるのが入国カードの裏面のアンケートの「1933年以降ナチスドイツ及びその枢軸国の一員として米国に対する戦争に加担しましたか?」
という質問である。
例えば先の大戦において帝国海軍の軍人として鬼畜米英と一戦を交じえられた生きた英霊であらせられるような方が、この質問にイエスと答えた場合、やはり入管で一悶着あるのだろうか?
今でこそ、そういう人々は少ないだろうがほんの20年くらい前ならけっこういたのではないか。
「アナタハナニヲシタノデスカア?」
「自分は真珠湾において99式艦上爆撃機で戦艦アリゾナに爆弾を食らわせてやりました。」
「ソッコクデテイキナサーイ、マザーファキンジャップ!」
という会話が交わされたりしたらなかなかである。
さて飛行機と言えばスチュワーデスである。日本においてはスッチー(キーボードを打つのが面倒なので省略形にする)と言えば、羨望の的、スッチーと付き合おうものなら鼻高々の感もあるが、それほどのものだろうか?彼女達が何をしているというのだろう。
まず離陸前に緊急事態における対応の仕方だとか救命具の使い方の説明を実演してみせたりするけれども、あれを真剣に聞いてる人は誰もいない。
みんな「さっさと出発せんかボケェ!」と文句の一つも言いながら、
座席前のポケットの免税品のカタログだとかをパラパラめくってるだけである。
そういえばあの面白くもなんともないカタログ類のせいでただでさえ狭い席がますます狭くなっている気がしてならないのである。
各航空会社は差別化のため例えばあのポケットを従来の出っ張り型でなく前の座席へ収納される型に変えたりしたら結構受けると思うのだがどうだろう。話がそれた。
スッチーのことである。
彼女らのメインの仕事は何か?
機内食を運ぶことである。
結局、彼女達は何をしているかというと手押し車を押してつまんねぇ機内食を配ってるだけなのだ。
言葉は「ビーフ、オア、チキン?」でこと足りる。
私は思う。新幹線の売り子のお姉さんと何が違うというのだろう?
違いといえば乗ってる乗り物が空を飛んでいるか地べたを這いずっているかぐらいのものだ。新幹線に羽をつけて空を飛ばせば、売り子のお姉さんも立派なスチュワーデスだ。
それなのに、ああそれなのに方や羨望の的、方や誰からも気に止められない。
これはおかしくないか。
やはり新幹線の地べたを這いずっている貧乏臭さが原因なのであろうか。
だとするなら、「貴様っ、陸軍をバカにする気かっ!」と叫びたくもなるのである。
何故か右よりの文が続く。
収録レポート本編はここをクリック

更新日2006年6月10日更新
雑兵は不定期更新です。
ご感想、ご意見などありましたら、
aficionrecord@estate.ocn.ne.jpまでお願いします。